パッケージについて

パッケージの面白さ

世界初3Dラベル

フジシールは2017年で120周年を迎えました。そして現在も成長しつづけている企業です。創業は木工業でしたが、時代の変遷や容器の変化に伴い、パッケージング業界へ業種転換しました。

1961年に封緘を目的にプラスチック製のキャップシールを開発し、その後、世界で初めてシュリンクラベルを開発しました。当時のラベルは紙製のラベルが主流で、機能や内容物の表示などが付加されたラベルはありませんでした。

流通面では専門店での対面販売から、量販店(スーパーマーケット)での店頭/セルフによる販売、そして、近年はコンビニエンスストアの台頭により、年齢・性別・時間に関係なく消費者は自分で自由に商品を選んで購入することが可能となりました。

一方、容器もガラス瓶、缶、ペットボトル、機能性容器、そして自然にやさしい環境対応型の容器が開発され、ますますシュリンクラベルの需要は拡大しています。

そんな中、フジシールは一貫してお客様に提供できる価値あるパッケージを考えてきました。

ファンタ
  • 安心・安全
    (内容物を大切に保護しお客様にお届けする)
  • 表示・案内
    (その商品の内容物を正確にお客様にお伝えする)
  • 加飾・メディア
    (デザイン、ブランドなどで商品の魅力をお客様にお伝えする)
  • 機能を付加
    (商品の品質を保持する)
  • 環境・安全
    (リデュース、リユース、リサイクル)

これらの考え方は、国内・欧米のフジシールが共通課題として取り組み、問題点をお客さまとともに考え解決し、世界の知恵や知識を融合させた新製品・新市場を創ることが、お客さまとの信頼を構築する大きな力だと信じているからです。

シュリンクラベルは、フジシールが世界で初めて開発した3Dラベル(3次元追従型ラベル)です。どのような形状の容器にもピッタリとフィットするのが大きな特徴の一つです。

従来は容器があり、それにデザイン、表示事項を入れるためのラベルが必要でした。

しかし、現在ではシュリンクラベルがあるために、デザイナーは自由な発想で容器をデザインすることが可能となってきました。さらに様々な機能を付加されたシュリンクラベルで、今までに無い材質の容器が開発され、新しいマーケットが生まれてきています。

そして、パッケージの機能とシュリンクラベルの役割はどんどん変化しています。

パッケージの機能は、内容物の保護/表示から商品の魅力を消費者に伝えるツールへと変わり始めています。

フジシールのコアビジネスでのシュリンクラベルは、フジシールが世界に先駆けて開発した特長のある表示のためのラベルです。熱をかけると収縮するフィルムの特性を生かして、変形したボトルや容器にもぴったりとフィットすることができる唯一のラベルです。

フロー

さまざまな機能を持つラベル

世界初の3D(3次元追従型)ラベル

シュリンクラベルは、どんな形状の容器にも対応可能な世界初の3Dラベルです。そのためデザイナーは自由な発想で容器の形状を設計することが可能となりました。そして、表示面積の拡大に伴い全周を利用した大胆なデザインで商品をアピールすることができます。このことは商品そのものが自己PRしラベルがメディアの役割を担っていると言えるのではないでしょうか。

世界初の3D(3次元追従型)ラベル

安全・安心(品質の保持)

商品の中には光に対し内容物がデリケートなものが多くあります。外光はもちろん、24時間営業のコンビニエンスストアなどでは絶えず蛍光灯などの光の下でディスプレーされています。シュリンクラベルはフィルムと印刷インキにより、これを遮断する機能を付加することができます。これにより内容物の品質保持に役立つとともに、消費者の皆様に安心・安全をお届けしています。

安全・安心(品質の保持)
グラフ

キャンペーン(売り方のご提案)

最近流行のキャンペーン方法。缶やペットボトルに貼られている小さなラベルも当社の製品です。以前は缶のタブを集めて台紙に貼って応募するのが主流でした。しかし、近年の情報革命のスピードはどんどん速くなり、新しいキャンペーンの方法を開発しなければなりませんでした。従来のタックラベルを応募シールに利用できないかという発想とコンピュータ、携帯電話の普及とを組み合わすことで、いつでもどこでも、誰でも、早く簡単に参加することができるシステムを構築しました。

このシステムによって、消費者は簡単に応募でき、その場で当り・はずれが分かるようになりました。メーカーは応募された情報を体系的に管理・分析しデータベースを構築し新しい商品開発やマーケティングをすることが可能となりました。ラベルの製造、高速で流れる缶にラベルを貼るラベリングマシンの開発、キャンペーンのシステムの開発などを通じて、新しい販売促進の提案やキャンペーンの提案を行っています。

キャンペーン(売り方のご提案)

電池はラベルで長寿化

現在の電池の規格は単一、単ニ、単三などに代表されるように世界規格。従来はメタルジャケットといわれる金属製の外装で保護されていました。電池の寿命を延ばせないかという発想から生まれたのは、金属製の外装から薄いフィルムに変更できないかということでした。

金属からフィルムに変えるには、材質の選定、フィルム強度のアップ、接着剤の開発、高速ラベリングマシンの開発、電池の液漏れ対策など多くの技術的な開発が必要でした。結果、電池の容量(寿命)を20%も増やすことが出来たのです。固定観念にとらわれず、発想を転換しチャレンジしたことの勝利でした。

電池はラベルで長寿化

容器 + 鍋 + 食器で一石二鳥

1971年5月(昭和46年)日清食品が開発したカップヌードルは、店頭では容器として商品を安全に保護し、食べるときには食器として利用できるとして爆発的なヒット商品になりました。フジシールが開発したラベル付容器は、肉厚を薄くしたプラスチック容器にシュリンクラベルを加工し、保温機能、断熱機能を付加したものです。さらに新製品では電子レンジ対応のラベル付容器を開発。中味はアツアツでも手にもっても大丈夫。 容器+鍋+食器の一石三鳥の優れものです。シュリンクラベルで蓄積されたノウハウ、技術力によって、ますます新しい機能をもった容器が生まれてきます。

今後、より大きな、そして無くてはならない市場が生まれてくるのではないでしょうか。

容器 + 鍋 + 食器で一石二鳥
グラフ

携帯性、利便性、品質保持、機能性豊かなやわらか容器

容器もどんどん進化している中、パッケージが提供する価値も変化をしています。フジシールが開発したパウチには飲料向け、ヘアケア向け、医薬向けなどがあります。この機能性容器(パウチ)には商品の品質を保持するという目的があります。

中味の変質や漏れなどは重大な欠陥となってしまいます。業種に応じて容量・形状・フィルム・口栓などを厳選し、消費者の皆様が使い易い最適のパッケージをご提供しています。

携帯性、利便性、品質保持、機能性豊かなやわらか容器

全面表示で迫力満点

最近のコンビニやスーパーでカップ麺、カップ焼きそばの変化に気付かれましたか。

シズル感、ブランドを全面に押出した大胆なデザイン。限られたディスプレー棚の中でどれだけ商品をPRするか、アイキャッチ性が重要となってきます。内容物の保護/表示から商品の魅力を直接消費者に伝えることが大切な使命となってきています。ラベルをはがし調理・食事後は容器は無地のためリサイクルが可能で、環境にもやさしいパッケージなのです。

全面表示で迫力満点

多くのブランドからの信頼

フジシールグループは、世界の各地に生産・営業拠点があります。

そして各国のグローバルカンパニーにシュリンクラベルを供給し、商品の魅力を消費者にアピールするお手伝いをしています。グループはお客さまに提供できる価値を常に考え、共通した課題として取り組んでいます。問題点を洗い出しお客さまとともに考え解決していく。

他社との差別化を行いグループの知恵・知識を融合させて新製品の開発・新市場を創設する。そしてお互いが成長していくことこそ信頼へと発展していくのではないでしょうか。

多くのブランドからの信頼
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